2004-01-01から1年間の記事一覧

 形意拳の用法 

形意拳が左前しか練習しなかった、という事実は戦法を考える上で興味深い。きちんと学んでいる人には当たり前のことだろうが、一般には本当の使い方はあまり公開されないからだ。 形意拳の先生はとくに用法を説明したがらない。孫剣雲女史にいたっては、用法…

 "If I Fell"のデモトラック 

やっと「Ultimate Experience MP3!」の三枚目を聞き始めた。忙しかったのと、iBookのハードディスクがいっぱいで取り込めなかったからである。 三枚目は64年の音源が、おそらく200曲以上詰め込まれている。まだ途中だが、"If I Fell"のホームデモを見つけた…

おお。自分で2000番をget。すまんすまん。

書きたいことはあるのだが、最近は毎日朝から出かけて夜帰ってくるので、疲れて書けまへん。 一段落したらなんか書こうと思ってます。 それにしても、毎日片道一時間半かけて都心にでるのは辛いのう。 だんだん疲れが溜まってきた。 サラリーマンは偉い。 今…

最近はめっきりK1やボクシングを見ない。相撲はけっこう見る。 なぜそうなったかを考えてみた。 ひとつには、互いに壊し合う残忍な格闘技を見る心境になれなくなったこと。もうひとつは、ああした点撃の攻防を見ていると、沾粘随走の内家拳の戦闘法から発想…

先日、稽古仲間と話していて気づいたことがあった。それは、今当たり前になっている中国武術の姿が、実は割と最近できたものである、ということを意外とみんな知らないことだ。 たとえば、最近までほとんどの武術に套路がなかった、という話には「えーっ」と…

今日「ダッシュ村」を娘と見ていたら、BGMにザ・バーズの「ターン! ターン! ターン!」がかかっていた。ロジャー・マッギンのリッケンバッカー370/12がきらびやかに響きわたる。この曲を使うとは、担当者は40代後半から50代半ばの人間だな。

先日のウンコまみれの夢について。 今朝、裏の神社で練習した後シャワーを浴びていたら、なんとなく解釈ができた。 夢というのは顕在意識の届かない、水面下の意識から出てくる。だから、ウンコが出てきてもそれはそのままウンコを意味するのではない。何か…

イチローのバッティングは、武術的に見ても実におもしろい。前足に体重を全部移してしまう打法は「フロント・レッグ打法」というらしい。前足打法だ。 これは形意拳でいうと崩拳だ。踏み込みの力を最大限に利用し、後ろ足に体重を残さない。イチローの足を見…

今朝、顔中ウンコまみれになる夢を見た。口にも入ったぞ。 意味はしばらく考えてみる予定。 夢の意味を考えるのは、入眠直前か、覚醒直後の脳波のレベルが下がった状態で行うといい。夢を見たのと同じ脳波レベルなので、思い出しやすく、また意味がよくわか…

武術の知り合いの中にも、興味を持って「不滅の意識」を読んでくれている人がいるようだ。以前、雑誌「武術(うーしゅう)」に日木流奈くんのことを紹介したが、その記事きっかけで流奈くんを知り、気に入ってくれた人もいたようで、そういう話を聞くと嬉し…

中国武術にかかわって25年になるが、今頃馬歩のやり方がわかってきた。 馬歩というのは基本のキとでも言うべき立ち方なのだが、やはり最初に習うものは一番多く練習するだけあって、重要なポイントがずいぶん隠されているのだな。 八卦の走圏を習って気がつ…

甲野善紀氏のホームページに掲載される氏のエッセイ「随感録」を愛読している。甲野氏の最近のテーマは丹田のようで、これは私も日頃考えていることなので、興味深く読んでいる。最新の文章で次のような内容があった。 身体の用法について、ごく最近考えてい…

戴氏のことを書いていて、思いついたことがあった。 戴氏の武術を趣味の範囲と決めつけていたが、あの高度で実戦的な武術を見ていると、趣味の範囲を越えているとしか思えない。あれは実用のものだったのではないか。 戴氏は代々商人だったようだが、実は保[…

昨日の続き。楊式太極や戴氏心意といった貴族の武術と、八卦や八極といった職業武術家の武術では練習の目的が違うのだと思う。かたや自らの心身を健康に保ち、趣味でやる武術。かたや負ければ仕事や命を失う、職業としての武術。違って当たり前である。 「ど…

元同僚のM氏は、もう三年ほども戴氏心意拳を練習している。年に四度も中国へ行き、先生にマンツーマンで習っている。一週間ほどホテルに缶詰となり、先生を独占して一日中武術を練習するわけである。 そこまでやったかいあって、あの精妙な武術をかなり深く…

香港について、補足。中国に関する私の感情は、なかなか複雑である。なにしろ中国を題材にした雑誌をずっと作ってきたわけだし、女房も中国人だ。今でも仕事で中国へ行くわけだし、中国武術の練習はずっと続けていく。そのせいか黙っていると中国人に中国語…

ショック。稽古に行き忘れた。人の日記見て気がついた。最近忙しくていけないことが多かったから、楽しみにしていたのに。 こういうときは疲れているのかも知れない。気をつけよう。

香港に行って来た。観光ではなく、取材でもなく、仕事の話をするだけの駆け足の旅だった。 香港へは初めて行った。中国、台湾ともに10回以上行っているのだが、なぜか香港は初めてだった。 私の見た香港は、高層アパートが息苦しいほどに林立する、超過密都…

「東洋武術で驚異のカラダ革命」(学研)は8日発売と書きましたが、13日発売でした。ゴメソ。 この本で私が書いた記事:荒川博氏インタビュー、池田正一郎氏(梅路見鸞の内弟子)インタビュー、フェルデンクライス、于永年氏(大成拳)インタビューの四本。…

昨日は秋も深まったかと思うほど気温が下がったが、台風が過ぎ去った今日は残暑が厳しい。久しぶりにクーラーをつけてしまったよ。 さて、一年かかった大作がついに完成、発売されました。「不滅の意識――ラマナ・マハルシとの会話」ASIN:4931449468。翻訳の…

ラマナ・マハルシ 「不滅の意識」

やっと締め切りが終わった。苦しかった。 この本は「東洋武術で驚異のカラダ革命」というタイトルで、学研から9月8日頃発売されます。 大成拳の于永年先生、王貞治を育てたコーチで合気道家の荒川博氏、梅路見鸞の弟子・池田正一郎先生なんかに取材した。…

"Ultimate Experience MP3"の2枚目をようやく聞き終えた。1枚目は少し聞いただけ。録音が古すぎておもしろくないのだ。最初の方はなんとクォリーメンの音源なのだ。 2枚目は212曲が15時間46分28秒も収録されている。10〜20分のライブは一曲としてカウント…

すぐできると思っていた一本が予想に反してまだ終わらず。やはり野球と武道の両方を扱ったもので、しかも一般の読者向けということになると、簡単には書けないようだ。一応必要な字数は超えているが、もう少し手を入れ、締めの部分を考え、写真を選んでキャ…

お盆でしかもオリンピックだというのに、相変わらず原稿書きに追われている。机の前に坐っている時間は長いが、なかなか進まない。土日でも編集者から催促の電話があるのだが、さすがにお盆はかかってこないようだ。たぶん自分がどこかへ行っているからだろ…

もはや他のことが全然考えられず、練習もできないし銀行へも行けない。かといって仕事はあまり進まない。 四本のうち、一本はもう書き終わった。今書いているものは先週半分くらいやっておいたので、今晩中にはできるだろう。問題は残り二本だ。テープ起こし…