武術の知り合いの中にも、興味を持って「不滅の意識」を読んでくれている人がいるようだ。以前、雑誌「武術(うーしゅう)」に日木流奈くんのことを紹介したが、その記事きっかけで流奈くんを知り、気に入ってくれた人もいたようで、そういう話を聞くと嬉しくてしかたがなかったりする。

 武術の世界には精神世界を毛嫌いする人も多い。しかし、これまで興味がなかった人が、私の記事が新たな世界に興味を持つきっかけになったのなら、こんなに嬉しいことはない。会ったことがなくても、「わかりあえた」という気がするのだ。

 「不滅の意識」を読んでラマナ・マハルシに興味を持った人は、ぜひ「秘められたインド」ISBN:4931148107たい。「不滅の意識」が、理を説く書なら、「秘められたインド」はマハルシの境地を伝える書だと思う。

 この本の後半部分に、著者のブラントンがマハルシに瞑想を誘導される部分がある。その描写が素晴らしく、自分もマハルシの悟りの世界に引き込まれるような感じがするのだ。私自身、この描写から感じられる境地をずいぶん参考にしている。

 日木流奈くんの本では、「伝わるのは愛しかないから」ISBN:4931449107