昨日は秋も深まったかと思うほど気温が下がったが、台風が過ぎ去った今日は残暑が厳しい。久しぶりにクーラーをつけてしまったよ。

 さて、一年かかった大作がついに完成、発売されました。「不滅の意識――ラマナ・マハルシとの会話」ASIN:4931449468。翻訳の柳田侃先生は仕事を終え、本の完成直前にこの世を旅立たれた。
 この本と、「伝わるのは愛しかないから」ISBN:4931449107ができたので、単行本編集者としてはもう一生分働いたのではないかという気がしている。どーも単行本は向いてないんだよね。あとは雑誌を作ったり、武術関係のことをして生きていこう。あ、瞑想関係も。

 前も書いたけど、「不滅の意識」はいい本です。宗教や哲学について真剣に追求している人には、必ず得るところがあると思います。真理とは、神とは、自分とは、世界とは。そんな問題に、答が出ます。甲野善紀氏は「運命と自由意志」について考え続けておられるようだが、この本にはその問題についての答も書いてあるのです。
 もちろん、納得できるかどうかは人によるでしょう。しかし、かなりわかりやすく、ていねいに書かれているので、大いに参考にはなると思います。ラーマクリシュナとラマナ・マハルシは、近代のインドにおいて最も著名な思想家であり、インドでは誰でも知っている聖者です。ほんと、お薦めの本です。アマゾンなら送料無料ですよ。