2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

武術の知り合いの中にも、興味を持って「不滅の意識」を読んでくれている人がいるようだ。以前、雑誌「武術(うーしゅう)」に日木流奈くんのことを紹介したが、その記事きっかけで流奈くんを知り、気に入ってくれた人もいたようで、そういう話を聞くと嬉し…

中国武術にかかわって25年になるが、今頃馬歩のやり方がわかってきた。 馬歩というのは基本のキとでも言うべき立ち方なのだが、やはり最初に習うものは一番多く練習するだけあって、重要なポイントがずいぶん隠されているのだな。 八卦の走圏を習って気がつ…

甲野善紀氏のホームページに掲載される氏のエッセイ「随感録」を愛読している。甲野氏の最近のテーマは丹田のようで、これは私も日頃考えていることなので、興味深く読んでいる。最新の文章で次のような内容があった。 身体の用法について、ごく最近考えてい…

戴氏のことを書いていて、思いついたことがあった。 戴氏の武術を趣味の範囲と決めつけていたが、あの高度で実戦的な武術を見ていると、趣味の範囲を越えているとしか思えない。あれは実用のものだったのではないか。 戴氏は代々商人だったようだが、実は保[…

昨日の続き。楊式太極や戴氏心意といった貴族の武術と、八卦や八極といった職業武術家の武術では練習の目的が違うのだと思う。かたや自らの心身を健康に保ち、趣味でやる武術。かたや負ければ仕事や命を失う、職業としての武術。違って当たり前である。 「ど…

元同僚のM氏は、もう三年ほども戴氏心意拳を練習している。年に四度も中国へ行き、先生にマンツーマンで習っている。一週間ほどホテルに缶詰となり、先生を独占して一日中武術を練習するわけである。 そこまでやったかいあって、あの精妙な武術をかなり深く…

香港について、補足。中国に関する私の感情は、なかなか複雑である。なにしろ中国を題材にした雑誌をずっと作ってきたわけだし、女房も中国人だ。今でも仕事で中国へ行くわけだし、中国武術の練習はずっと続けていく。そのせいか黙っていると中国人に中国語…

ショック。稽古に行き忘れた。人の日記見て気がついた。最近忙しくていけないことが多かったから、楽しみにしていたのに。 こういうときは疲れているのかも知れない。気をつけよう。

香港に行って来た。観光ではなく、取材でもなく、仕事の話をするだけの駆け足の旅だった。 香港へは初めて行った。中国、台湾ともに10回以上行っているのだが、なぜか香港は初めてだった。 私の見た香港は、高層アパートが息苦しいほどに林立する、超過密都…

「東洋武術で驚異のカラダ革命」(学研)は8日発売と書きましたが、13日発売でした。ゴメソ。 この本で私が書いた記事:荒川博氏インタビュー、池田正一郎氏(梅路見鸞の内弟子)インタビュー、フェルデンクライス、于永年氏(大成拳)インタビューの四本。…