八卦と劈掛



 ここ数年は毎夏、夏バテで胃腸をおかしくしていたのだが、今年は週に一度エドワード鍼灸院に通っているおかげで、胃腸は何とかもっている。

 だが、体力気力の低下はいかんともしがたく、とくに審査のあとは気が抜けたのかあまり練習できないでいる。なんか体に力が入らないなあ。

 以前から何度か書いているが、私は個人的に八卦掌の源流は劈掛掌だと考えている。技法の構成、特徴から考えて、まずまちがいないと思う。李先生には単換掌の用法を12種類習ったが、いずれも劈掛掌と共通する技だった。習えば習うほど、劈掛掌との共通点が浮かび上がってきたのである。

 というわけで、個人的には八卦掌にある程度目途がついたら、劈掛掌を研究してみたいと思っている。きっと八卦掌を理解する上で大きな参考になると思う。さらには、劈掛刀、劈掛双刀も習ってみたいなあ。劈掛掌という拳法は、双刀からできたのではないかと思うのだ。劈掛双刀を研究すれば、扣擺歩で死角に入り込む方法なんかもよりはっきり理解できると思う。

 欲を言えば太極拳の推手も勉強したいし、八光流大東流ももう一度やってみたい。日本の剣術や弓道もやってみたい。いくら時間があっても足りないのだが。