山椒その2

 山椒の佃煮ができた。
 炊きあがり、味付けは上々だが、収穫が少々遅かったようだ。少し硬いところがある。もう一週間早くするべきだった。

 しかし、油っこいものを食べていても少しの山椒があれば、実に口中が爽やかになる。鰻の蒲焼きに薬味として使われるのは、まったく頷ける。

 中華料理には花椒という乾燥山椒の粉末があって、麻婆豆腐などに使われる。これは口が痺れる効果があって、唐辛子とともに使用されるとものすごい効果だ。

ChineseR.Sというサイトにはこんな解説があった。

山椒は、漢方薬としても効果が高く、健胃効果、消炎効果、利尿効果、駆虫効果などが知られています。このため中国では祭事の祝酒には必ず山椒を入れて飲む、という習慣があり、この名残が現在の屠蘇といわれています。


 「薬味」とはよく言ったもんだよな。