肝腎の締め2
今出ている「月刊空手道」10月号(福昌堂)に、ナイファンチのルーツについての考察を3ページほど書いています。
前回の横山氏の「肝腎の締め」だが、これは空手だけでなく、中国武術全般の核心ともいえる部分ではないかと思う。そして、この発力法を身につけさせるのがナイファンチであるようだ。
ナイファンチはその技の特徴から見て、中国南方の武術がルーツなのではなく、嵩山少林寺に伝わる心意把や砲錘が起源となっているのではないか、と考察してみた。詳しくはぜひ読んでみてください。
腰腹の使い方については、その後この問題だけについて集中して研究する暇がない。しかし来日中の横山和正氏にこの件を話してみたところ、氏も同じような感覚を持っているとのことだった。
肝腎の締め、腰腹の使い方とは、要するに丹田といっていいのではないかと思う。丹田とは何か。もう少し練習を深めて、いずれ分析してみたいと思う。
横山氏のナイファンチのDVDが、近々BABジャパンから発売になるらしい。楽しみである。