李先生来日 



 八卦掌の最近の個人的課題は、左右差。走圏をやっていると、腰が左に逃げる。すると脇腹の緊張が左右不揃いになり、気がつくと脇腹の筋肉に少し左右の違いが出てきた。腰も左側だけ痛い。

 姿勢の要求を強くできるようになってきただけ、左右差の弊害も大きくなってきた。何度も続いた背中の痛みも、この左右差のせいであることがわかってきた。偏りを無意識に左肩で調整しようとして、変なところが緊張していたのだ。

 というわけで最近はあまり力を入れずに、左右差解消をテーマに走圏している。

 明日から、いよいよ李先生の講習会。今回は前回よりも練習会が少ないようだが、できるだけ出たいと思う。

 心配なのは、体力だ。この春くらいから、変な疲れ方をするようになった。練習中は何ともないのだが、翌日がひどい。だるくてだるくて、夕方くらいまで使い物にならない。

 最初は探掌、蓋掌の発力練習のせいかと思った。しかし、次の磨身掌に移ってゆっくり練習しても、やはり疲れる。

 どうも、走圏が原因のようだ。春に練習方法を変え、そのせいか内容も少し変化した。より上体をゆるめて中盤を充実させることができるようになったのだが、どうもそのせいらしい。

 とにかく異常なだるさ。練習中は感じないのに、消耗し尽くしているらしい。特に筋肉痛がひどくなったわけでもないのに、全く不思議なのである。

 というわけで、一度練習に行くと次の日もつぶれる覚悟をしなくてはいけないので、仕事との兼ね合いが大変である。