三日くらいいじくり倒して、ようやくOSXの環境が納得いくように設定できてきた。これでストレスなく日々の作業ができるというものである。

 ソフト面では移行できつつあるが(大物ソフトは当分買えないにしても)、問題はハード面。まず、ハードディスクがいっぱいなので、積み替えたい。理想をいえば100GBで7200回転のものがほしい。発熱量が低くて100GBで7200回転のものがあるらしいのだが、会社名を忘れてしまった。日立、東芝以外の海外メーカーだったような気がするが、値段がバカ高かった。積み替えの作業料、データ移行の手数料もかかる。

 さらにバッテリもバカになってきて、電源をつないでないと起動しない。これも1万5千円ほどかかる。もう一つ問題は、FireWireポートの接触が悪いこと。外付けハードディスクを使用中、ちょっと手がケーブルに触れただけでも、いや時には何もしないでも、接触が切れてしまうのである。するとFinderも固まってしまい、再起動を余儀なくされるのである。

 原因がケーブル側なのか、ポート側なのかわからない。かわりのケーブルがないから試せないのだ。FireWireケーブルは高くて、1mのものが1500円くらいするのだ。試すためだけに買えないよなあ。

 仮にポート側の問題だったら修理に出さなくてはいけない。ヘタをすると一ヶ月くらい帰ってこないこともあり得る。だが、かわりのパソコンがない。あることはあるが、一つはPerfoma、もう一つはなんとPowerBook145B。今さらPerfomaでダイヤルアップ接続なんてやってられないよ。

 PowerBook145Bは、まだときおり使っている。じっくり原稿を書きたいときなど、気が散らなくていいのだ。メールは気にしなくていいし、ネットサーフィンに逃げることもできないし、余分なソフトは一切入っていない。

 さらにはモノクロ液晶が目に優しいし、ハードディスクの回転音も神経を高ぶらせるような高周波成分がない。

 このPowerBook145B、メモリは4MB、ハードディスクは60MB。多少変換は遅いが、それでもテキストを打ち込むには十分だし、むしろ今の速くて何でもできるマシンよりも原稿に集中できる。

 ADSLになって今やネットなしに考えられない生活になってしまったが、いつかはテレビとパソコンのない生活をしたいと思っている。