18日の日曜日は、家族で「ハリー・ポッター アズカバンの囚人」を見に行った。子どもがいなかったらハリポタの本や映画には縁がなかっただろうが、お陰で一作目から本も映画も制覇しているのだ。

 映画「アズカバンの囚人」は、なかなかよくできている。十分楽しめるのだが、いかんせん原作が大部なので、二時間半の映画といえどもなんか駆け足という感じ。細かい部分がおもしろいのだが、そんな描写をしている余裕はない、という感じだ。

 不満な点は、ディメンターが空を飛ぶところ。原作では飛んだりしないぞ。あの不気味で底なしの恐ろしさがイマイチ表現し切れていなかったような気がする。
 それから、ハリーの呪文・パトローナスがなぜ鹿の形になったのかも説明がなかった。わが家でただ一人原作を読んでいない女房が疑問を呈していたぞ。あ、ちなみにウチは日本語版で見ました。英語のセリフや字幕がどうなっていたかは知りません。

 ハリポタのすごいところは、小四だったウチの娘があの厚い本を何冊も夢中で読んでしまうところだ。それも何回も。これは世界中の子どもに共通しているらしい。彼女はそれ以来読書のおもしろさに目覚め、色々な本を読むようになった。そんな子は世界中で何千万人もいるだろうから、ローリング女史は活字文化中興の祖、と呼ばれるようになるかもしれない。