ヤコブ病は致死率100%の病気

 タナカニュースの狂牛病の記事は反響を呼んだようで、ここにも検索でやってくる人が何人かいた。この記事のキモは、アメリカ農務省の担当役人が牛肉業界上がりである、と暴露している点だ。今、朝日新聞でもアメリカの牛肉の問題を何日かにわたって特集しているが、この問題にはまったく触れていない。ひどい話だ。
 ただ、一つだけいいことを書いていた。それは、「ヤコブ病は致死率100%の病気である」ことを明記したこと。

 アメリカでは菜食主義者でなくても、気の利いた人間は赤身の肉は食べない。牛やブタの餌に大きな問題があることを知っているからだ。肉骨粉だけではなく、成長ホルモン、抗生物質などありとあらゆる化学物質が、できるだけ安価で粗悪なエサにふんだんに混入されているのだ。その現状は日本でも似たようなものである。

 食の安全は脅かされている。政府も信用できない。牛丼を食べるのも「自己責任」で、か。