昨日、第一金曜日は栖岸院の別時念仏会。八時前の電車に乗り、下高井戸へ向かう。先月は参加できなかったし、最近ご無沙汰しているので正座がつらい。45分瞑想→45分お念仏→45分瞑想→45分お念仏で、午前中は終わる。お蕎麦をいただいて、午後は品愚上人の法話。ラマナ本の打ち合わせがあるので一時間ほどで抜け、原宿へ。
 打ち合わせが終わると、また下高井戸へ。栖岸院奥の院・本應寺の夕の勤行に参加。五時半から七時。この日はお客さんが多く、夕食の時間はにぎやかだった。今は佐渡にいる、モテモテだという噂のフラメンコギタリスト。ウッドベース奏者。屋久島のシンガーソングライター。そんなミュージシャンたちが集うのもこの寺の特徴である。

 この日の法話で印象に残ったのは、「悩んでいる暇があったら、お念仏しなさい」という言葉。「念仏ばかりしていていいんだろうか、と疑問が浮かぶことがあるが、即座に『いいんです』っていうとっても力強い返事が自分の中から返ってくるんだよね」とも。

 久しぶりに念仏会に参加したおかげで、いつの間にかたまった心の中のネガティブなものが消えた。その理屈を超えた効果がお念仏のおもしろいところだな、と改めて実感する。
 八月はまた断食念仏会があるのだが、ちょうど締切のさなか。どうしようか思案中である。