ビートルズのブート 

 明けましておめでとうございます。

 12月にはビートルズのブートをたくさん入手。

1 Ultra Rare Tracks Vol.1
2 Ultra Rare Tracks Vol.2
3 The Ultimate Ultra Rare Tracks Vol.1
4 Another Tracks Of Please Please Me, With The Beatles, A Hard Days Night, Beatles For Sale
5 Another Tracks Of Help!, Rubber Soul, Revolver, Magical Mystery Tour
6 Unsurpassed Masters Vol.1〜6+Demo
7 Get Back Journals 1
8 Get Back Journals 2
9 Concert For Bangla Desh
10 Yellow Submarine 1999

 Ultra Rare Tracksは有名なブートのシリーズ。Vol3から6までは持っていたのだが、1と2は持っていなかった。手には入れてみたが、すでにUltimate Experience等で聞いているものばかりだった。The Ultimate Ultra Rare TracksはUltra Rare Tracksの1を手に入れる直前で、まちがえて買ってしまった。My BonnieからWhy Don't You Do It In The Road?まで25曲、幅広く収録されている。一回しか聞いてないけど、びっくりするようなものはなかったな。以上の三枚はCD。

 そして4〜8はMP3だ。4、5はそれぞれのアルバムの正規テイク(モノ、ステレオの両方)およびアウトテイクを集めたもの。もともとは2枚組だったものを8枚ずつ一枚のCD-ROMにMP3で収録してある。

 6のUnsurpassed Mastersは、Ultra Rare Tracksと同じように流出したビートルズのアウトテイクを収録したもの。半分くらいしか持っていなかったので、この際MP3で一枚に集めたものを入手。

 Get Back JournalsはLet It Beの撮影現場で収録されたテープを集めたもの。これもMP3。本来ならCD15枚分くらいの分量だ。以前紹介した"Thirty Days"の姉妹編のようなもの。即興演奏の数々が興味深い。

 Concert For Bangla Deshはジョージ・ハリソンが中心となって行われた有名なチャリティコンサートに関する映像、音源を集めたもの。映画になったものをQTファイルで収録しているほか、正規発売された音源、日本版映画パンフの画像、オーディエンス録音のブート数種などがDVD一枚に収められている。マニア向けの一品。

 Yellow Submarine 1999は99年に英米で放送された特別番組"The Yellow Submarine Sails Again"を収録したブート。リンゴやジョージ、ポールの他、当時の制作スタッフのインタビューと、映画Yellow Submarineの場面が流れる。画像が乱れるけどね。その他プレスキットの画像、"Another Side Yellow Submarine Song Track"、"The Lost Pepperland Reel"の2種類のブートもMP3で収録。ジャケットの画像も入っている。至れり尽くせりだ。

 というわけでマテリアルが多すぎ、とても全部を聞き、見ることはできていない。それ以前に手に入れたものもきちんと聞けていないのだ。

 今聞いているのは、Ultimate Experienceの65年。アルバムでいえばHelp!を作っているあたりだ。やはり時間軸に沿って編集されたこの作品が一番楽しい。ライブあり、スタジオアウトテイクあり、ラジオ番組ありと飽きさせないし、彼らの忙しくエネルギーにあふれた生活と、次々に湧いてくる新しい作品を聞いていると、その時代にいるような気にさせられるのだ。ブートにしておくのはもったいない、素晴らしい出来の編集である。