北辰一刀流と直心影流

 最近、このふたつの流派を取材した。やはり日本武道はいいなあ、と思う。北辰一刀流は、洗練されている感じ。組太刀、居合、木刀による打ち込みの稽古、防具をつけての地稽古が有機的につながっていて、生きた古武道という感じ。ただ、多くの種類の稽古をこなさなければいけないので、完成に時間がかかることは確かだ。
 直心影流は巨大な振り棒で地力を練り上げ、太くて短い竹刀で組太刀、地稽古をやる。打ち込みの威力がすごい。型は新陰流と共通しているから、技法は洗練された高度なものがありそうだ。この流派も型から応用へのプログラムが整っていて、優れていると思った。
 いつかは剣術を学びたいが、そんな日が来るだろうか。ほかにも合気系の柔術弓道もやりたい。もちろん中国武術はメインである。ぜいたくすぎるかな。