煎り玄米のお粥

効能:病中の療養食として最適。他に何も受けつけなくなった患者でも、このお粥のスープの部分だけでも飲めれば回復の余地があるという。状態が悪いときほど効果が実感される。

作り方:玄米をサッと洗い、土鍋でキツネ色になるまで煎る。木杓子などでかき混ぜながら煎り、焦げないようにする。キツネ色になるまで約30分くらいかかる。
 適当な色に煎り上がったら、適量の水を土鍋に注ぐ。土鍋は素焼きで気泡を含むので、熱したところへ水を注いでかまわない。柔らかくなるまで火にかける。煎ってあるので、普通のお粥ほどには柔らかくならない。

 極端に消化器が弱っている場合は、スープの部分だけ飲ませる。腎臓が弱っている場合でも、このスープを飲めれば排尿が促される。
 麦茶のような爽やかな風味があるので、夏バテした際の回復食としても有効。