10ヶ月ぶりの外練習

 今お世話になっているお寺は月曜日が休みなので、昨夜から自宅に戻っている。仕事の締め切りなので今朝までに原稿を仕上げなければならなかったが、疲れていて二時頃には就寝。

 今朝は七時半に起きて仕事を始めたが、どうにもはかどらない。そこで、近所で練習する事にした。寒くなっては来たが、十時過ぎともなると太陽も昇って暖かい。柔らかな陽射しを浴びながら、まず木刀の素振りを少々。

 お寺でも素振りをしようと通販で木刀を一本買ってはみたが、振りにくくて続かなかった。白樫製で、ものは悪くないのだが、振る人の事を考えていないんじゃないかという作り。そもそも、柄の末端と鍔元で太さが違うのである。全体的に太い上に鍔元へ行くほど太くなっていて、握りにくい。また重量も640グラムと自分にとっては重め。

 今日、久しぶりに愛用の木刀を外で振ってみて、その振りやすさに驚いた。柄が細くて握りやすい。全体的に細身で軽く、片手打ちの練習にも負担が少なく、楽に振れる。この木刀での素振りは、ウォーミングアップに最適なのだということが、今さらながらよくわかった。

 私の場合、木刀の素振りはあくまでウォーミングアップとして行っていた。八卦掌を始めるまで5、6年の間、毎日500〜1000本くらい振っていた。そのおかげで、丹田の使い方に目覚めたし、左右を持ち替えながら片手打ちを練習することで手が器用になった。いろいろと効用があったのである。

 今朝は、そのあと走圏を少々。熊形、龍形と練習して気血が巡って気分もよくなったので、仕事に戻った。個人的には、短時間とはいえ練習の効果は絶大だったのだ。

 考えてみれば、自宅へ帰って外で練習するのはお寺に入ってから初めてだ。これまでは、それほど余裕がなかったのだなと、改めて実感。練習不足を実感するようになったので、これからは少しでも練習していこうと思った。遠藤先生に八卦掌を学んでよかったなあ、と改めて感じた朝だった。

 では、これから仕事します。