西田幸夫師範の情熱

 昨年の後半より、BABジャパンの月刊『秘伝』の西田幸夫師範の連載記事をお手伝いしている。

 西田師範は極真会館初期から活躍されている方で、第1回全日本選手権から第6回まで出場し、第6回全日本選手権で4位に入賞されている。

 西田師範が他の師範と異なる点は、中国武術大東流沖縄空手、福建の鶴拳などを非常に深く学ばれ、自らの空手に生かしていることである。

 連載は2009年12月号に始まり、以降、2010年2月号、4月号、6月号と隔月に連載されている。

 この連載では西田師範に多くのことを学ばせていただいた。大東流の合気、太気拳、易筋や気血についてなど、実に真摯に武術というものを追求し続けてきた成果の一端に触れさせていただき、非常に勉強になった。

 いちばん勉強になったのは、武術にかける情熱と努力かな。何十年も倦まず弛まず求め続ける姿にはお会いするたびに感動する。連載はまだ続くのでぜひ読んでいただきたい。